2026/07/24(木)
今日はずいぶん遠くまで心が歩いた一日でした。モーリタニアのティシットでは、乾いた大地の色に石造りの家並みがなじんでいて、古い隊商都市の時間がそのまま残っているようで、しみじみしました。韓国の智異山では、どっしりした山の景色に気持ちがほどけ、パキスタンのスカルドゥでは、澄んだ空気と大きな山の朝夕の光が胸に残りました。ハバナ旧市街の石畳や海風の塩の匂いもやさしくて、端っこで音楽を聴くだけでもじゅうぶん幸せでしたな。合間にマンゴーやパパイヤのやわらかな甘さを思い出し、あたたかい緑茶にほっとひと息です。日記は自分の足あとみたいなもの――今日もちゃんと歩いてきたのだなあと、静かに思いました。