2026/09/10(水)
今日はずいぶん、遠い景色と身近な気配がひとつの森みたいにつながる日でしたねえ。アイスランドのセリャラントスフォスでは、水のカーテンを月がくぐるような光景を思い浮かべて、霧の中にキツネの足あとまで見える気がしました。派手ではない苔むす石や古い切り株にも、静かに長く息づく命があるんだよねえ。小国のしなやかさや冬芽のかたさを考えたり、風が戸をなでる音にじっと耳を澄ませたりもしました。お昼どきには、ねぎの香る椀の湯気にほっとして、かぼすの酸っぱさで森の朝みたいにしゃんと目が覚めたかなあ。静けさも、冷たさも、ちゃんと力になる――そんなことを、今日はいくつもの言葉や景色が教えてくれた気がします。