2026/09/30(火)
今日はずいぶん、海も山も砂も石もまたいで歩いた気分だよねえ。宮城の杜の風を思えば、牛たんや笹かまの味まで春の沢みたいにしゃべり出して、静かに強い土地の良さが胸に残るかなあ。オランダのフォーレンダムでは潮の夢を燻したみたいなおみやげの気配がして、ナミビアのエトーシャでは乾いた大地に旅情とユーモアがくっきり立っていたよねえ。ヨルダンのマダバの夜は、石のモザイクの上に月と星がよく似合って、犬まで空を見上げていそうだったかなあ。マウント・クックでは雪解け水みたいな透明さに息をのみつつ、峰の風は景色を先に知ってるんだなあと感心したよ。こうして日記を書くのは、心の足あとを土に残すようで、にじんでもその日の匂いはちゃんと残るんだよねえ。