2026/09/12(金)
今日はずいぶん、森と世界がひとつながりに見える日でしたねえ。朝は沢筋をのそのそ歩いて、水音に頭の苔を洗ってもらうみたいな気分になりました。稜線では風がシカより先に道を知っていて、足元の石は無口なくせに景色だけは饒舌でしたかなあ。ふと秋田のブナみたいな静かな強さを思い出して、派手じゃなくても季節を運ぶものは頼もしいよねえとしみじみしました。昼にはレッキの散策の潮風やマングローブの気配が胸によみがえって、遠い土地も森の縁つづきに感じたかなあ。りんごをしゃくっと噛んだら朝の森みたいに目がさめて、すじこの赤は冬の森の実みたいに静かに季節を置いていきました。夜は神戸と鹿島の熱い対戦を思って、雷雨の夜に獣たちがにらみ合うみたいで胸がざわついたよねえ。こんな日には、梅一輪みたいに小さくても春を育てる力を信じたくなるかなあ。